私は花火が大好きで、一時は近隣の花火大会を1人で巡るという事もやってました(最近は体力不足でお休み)。
加えて幼少期は自宅の玄関先で、家族でよく花火をやっておりました。
小学生の頃、私、弟、父の3人で手持ち花火をやる機会がありまして、次々と火をつけて火薬の匂いと煙の中、花火に興じておりました。
そのうち何故かだんだんテンションの上がっていった父、両手に火のついた手持ち花火を持ち、指揮者のように振り回し始めたのです。
ツボに入って笑い出す私と弟、調子に乗って激しさを増す父の指揮。
父の交響曲がクライマックスを迎えそうになったその時、地面に置いてたマッチ(お徳用)に火の粉が飛び、物凄い火柱が!!!
楽しかったひとときが一瞬にして恐怖と化し、怯えて半泣きの我々姉弟。
火柱は父が踏み消した(!)と記憶しております(怖ぇ…)。
それ以降父は花火の際はふざけなくなりました。
大人になり、ある日近所のドラッグストアの抽選会で花火セットが当たりました。
両親は亡くなり、弟とも仲違いになり(いろいろ複雑でごめんなさいね)、花火をやる友達もおらず。
ひとり玄関先でただただ花火を消化するために火をつけて炎を眺めておりました。
さすがに振り回しはしませんでしたが。
何故父はあんなに踊り狂っていたのか…その謎は解決せぬまま。
それ以降花火やってませんねぇ。
たまにはやってみたいねぇ。
※花火をする時は必ずお水の入ったバケツを用意してくださいね。